前回はスワイショウの2つの基本の動きを紹介しました。
今回は応用編として、ツボ、筋肉、リンパ節を直接刺激する3つの運動を紹介します。。
1.3番目の方法 体を回しながら手のツボを肩にあてる
2番目の方法と同じく、背骨を軸にして体を左右に回します。
その際に、回した方向とは反対の手の親指と人差し指の根元の間のへこんでいる箇所を、
ねじった側の肩の付け根の上側にある骨の少し出っ張っている部分に軽くぶつけます。
同時に反対側の手を、背中に回し、親指と人差し指の根元の間のへこんでいる個所を、
腰のあたりに軽くぶつけます。
その後体を反対方向に回し、同じ動きを繰り返します。
片方の手の親指と人差し指の根元の間のへこんでいる箇所は、
「合谷(ごうこく)」と言われるツボです。
この動きにより合谷を刺激することができます。
合谷は万能のツボとも呼ばれており、刺激すると上半身の血行の改善が期待できます。
また背中に回した手は、背中の「腎兪」と呼ばれる腎臓のツボも刺激し
ます。
ここは腰痛を軽減し、腎臓の働きを活性化させ、
体全体のだるさにも効果的なツボと言われています。
2.4番目の方法 体を回しながら脇下リンパ節と肩のツボを刺激する
同じく背骨を軸にして回します。
その際に回した方向とは反対の手の人差し指の側面を、
回した側のわきの下、肩甲骨の側面との境目あたりに軽くぶつけます。
同時に反対側の腕の肘を曲げて上にあげながら、
人差し指の先を上方から首と背骨の間に軽くぶつけます。
わきの下には、リンパ管が合流して、大きな節となっている「脇下リンパ節」があります。
ここが詰まると肩や背中のコリの原因となります。
ここを刺激することにより、リンパ管のつまりを解消できます。
首と背中と間は「大椎(だいつい)」と言われるツボです。
首や肩のコリのほかに、疲れやすさや、倦怠感、食欲不振、風邪の初期段階などにも
有効と言われています。
3.5番目の方法 合谷を僧帽筋や脇下リンパ節に当てる
体は回さずまわさず、腕の動きだけです。
片方の手の合谷を、前から首の付け根に軽くぶつけます。
同時に反対側の手の合谷を、脇の下に軽くぶつけます。
一旦両腕を伸ばし開いて、手を入れ替えて続けます。
これは凝りやすい首と肩のつなぎ目にある僧帽筋と脇下リンパ節を刺激します。
肩こりに効果が感じられます。
これらの運動は、勢いつけてリズミカルに反復して行います。
直接ツボや筋肉を刺激し、コリを解消することが出来ます。
朝晩のルーティーンワークとして、デスクワークの合間に
短い時間でも行うことにより効果が感じられます。
是非試してみてください。