心身統一道とアドラー心理学の融合と実践② ~両者を合わせた実践方法とは~

心身統一道とアドラー心理学の融合と実践②

~両者を合わせた実践方法とは~

前回は、心身統一道とアドラー心理学を学び始めたきっかけやそれぞれの教えの概要をご紹介しました。今回は両者を融合してどのように実践するのかについてお伝えします。

私が考える心身統一道とアドラー心理学を融合した考え方や実践方法は以下の通りです。

アドラー心理学では<自己受容><他者信頼><貢献感>を幸せの3原則としています。

まず<自己受容>。これは自分の良い点も足りない点も含めてまるごとの自分を受け入れることです。自分が好き、自分は素晴らしいと思うことです。失敗も成功への途中と考えることができます。良い点だけを評価し受け入れる自己承認と少し違います。また単に自分を甘やかすこととも違います。

 

そういう私も自分自身のまだできていない点につい目が行ってしまいます。「思った通りできなかった」「やろうとしたけれど怠けてしまった」などと。向上したいがために、満足できないところに注目してしまうわけです。

しかしアドラーが説く「自己受容」によれば、できないところやその原因に焦点を当てる原因論は自分を高める上では効果的ではないとされます。

できることや持っているものに焦点を当てて、増やしたいところに注目して、こうありたいという姿を描く目的論の方が自己を向上させ目標を実現するための早道なのです。

 

私がアドラー心理学に先んじて学んできた心身統一道には「絶対積極」という言葉があります。それは、どんなときにも、逆境であっても積極性を失わず、健やかな心を保ちなさいという教えです。

「たとえ身に病があっても運命に非なることがあっても心まで悩まさず」「明るく朗らかに生きる」。

私のなかで、アドラー心理学の「自己受容」と心身統一道の「絶対積極」とが、心理と実践のキイワードになっています。

 

次に<他者信頼>です。それは世界を信頼して、人を信頼でき、周りの人たちに支えられていると感じることです。私たちひとりひとりが「人生の主人公」です。相手の世界、相手の人生、相手の関心に関心を持つことにより、人を信頼できるのだと思います。

 

 そのためには、人と話をするときには、

「うんうん」「へー」と<うなづき>、

「そうなんだ」と<あいづち>を打って、

 伸ばしてほしいところを<くりかえし>て、

 さらに<勇気づけ>の一言を添える、

 そんな関わり方をしようと心がけています。

じつは若い頃は人間関係の大切さよりも、自分をどう向上させるのかと、自分の内側に目が向きがちでした。今でもその傾向はあります。

自分で学んで、学んだことを実行して、実績をあげて、評価され、充実感にひたる、その感覚を楽しむ、それが大事だと思っていました。

しかし、最近ようやく人とつながることが楽しく、一人ではできないことも、人と力を合わせればできるのだと知り、人間関係からも充実感を得られるようになりました。

天風先生の教えで言えば、何事、何人にも感謝をもって生きること、

人と接する時には自分も人も前向きになる積極的な言葉で勇気づけること、

<対人態度の積極化>を実践すること、が大切なのだと思います。

 

三番目には<貢献感>です。自分の好きなこと得意なことで他の人や社会に役に立っていると感じることです。私自身も内側に目が向きがちとはいえ、自分のできることで困っている人を支援し、相手も喜んでいる姿を見れば、自分が役に立っていると充実感を覚えます。

例えばお金を稼ぐということも周りの人や社会の問題を解決したり、何らかの利便性を提供すると、その貢献がお金という形や豊かさという形で自分自身に戻ってきます。お金として表現された感謝のエネルギーを受け取るのだといえるでしょう。

 

心身統一道では、人の世のために役立つ自己を完成することに努力し、宇宙の進化に貢献することを、より大きな人生の目的と意義であると捉えています。

私自身は、目的として壮大すぎて、言葉の上では理解できても日常生活で実践するのは難しいと感じています。もっと身近で等身大の<貢献感>の延長として捉えて、目指していこうと考えています。

<自己受容><他者信頼><貢献感>を満たし、つらい環境下でも絶対積極的に生き、さらには世のために役立つ自己を完成させる。一見すると理想論と思われがちですが、心身統一道、アドラー心理学いずれにも具体的なステップがあります。それらを実践することにより、行きつ戻りつしながらも確実に向上していくのだと思います。

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