食養生の実践の続きについてお話しします。
食養生と言いますと、何をどのように食べるのか、飲食についてと考えがちですが、
前回は、基礎知識として、心、太陽、空気、水、命、咀嚼、塩、腹七分、身土不二が重要であること、
そして心について説明しました。
今回は太陽食についてです。
太陽の重要性
昨年4月の緊急事態宣言を契機にリモートワークが始まり、休日も外出しなくなりました。
その結果、太陽に当たる時間が圧倒的に減ったように感じます。
生命にとって、何よりも重要であり絶対的なものが太陽です。
太陽が無ければ地球も漆黒の闇の凍り付いた世界になります。
食養生では太陽の光と言う恩恵を正しく受けない限り、
他の健康法を実践する意味がないとも言われています。
食養生としての太陽を考えるにあたってはいくつかの側面があります。
太陽光を浴びる
朝太陽光を浴びることにより、夜眠くなる作用のあるホルモンであるメラトニンの体内濃度を一気に低下し、
身体が目覚めます。
25時間周期である体内時計のずれを、太陽光を浴びることにより調節する働きもあります。
それに関連して、最近、光目覚まし時計 フィリップス社製ウェイクアップライトを買いました。
小さめのバレーボールを半分に切ったような形をしていて、
設定した起床時間の前に赤く暗い光が点灯し、起床予定時間めがけて徐々に明るく薄オレンジ色の昼間の太陽光の色に変わっていきます。
これにより音でなく光で自然と目が覚めるというものです。
確かに目覚まし音が鳴る前に目が覚め、音だけより起きやすい気がします。
本当の太陽光を浴びるのが一番ですが、朝日が差し込まない部屋で寝ている場合、
冬に日の出前に起きたい場合には効果があると思います。
太陽光を浴びることは、シミ、ひいては皮膚がんの原因となり浴びないほうが良いという考え方もあります。
しかしながら、紫外線を浴びることにより体内でビタミンDが形成され、
骨の形成や筋肉の活動に不可欠なカルシウムを吸収するのに役立ちます。
また、同じ日差しでも朝日は新芽が芽吹く春と同じ性質を、
夕日は草を枯らす秋と同じ性質を持ち、朝日を浴びれば体の気血を充実できますが、
午後の太陽はシミなどの原因となりうると言われています。
したがって、浴びるのであれば朝日が良いと思います。
生活リズムを一定にする
季節により日の出日の入りの時刻は変動しますが、
一日の時間は太陽の動きをもとに定められていると考えれば、生活リズムも太陽と関連しています。
身体への負担を減らためには、決まった時間に起床・入眠をすることが望ましいです。
そして、肝臓には睡眠中に使わない血液を納め、目覚めて活動し始めると再び全身に送り出す作用があります。
二度寝をすると、血液を出し入れする回数が増えてリズムが崩れ、肝機能に負担と混乱を招く原因となります。
そうと判っていても、二度寝の気持ちよさも捨てがたいものですが…
また、太陽が昇り気温が上がる午前中は代謝が主体となる時間帯です。
そのため朝食は、排泄し汗を流す活動を行った後のほうが良く、
また睡眠時間の3時間前からは何も口にせず消化吸収が終わった状態にしておくことにより、
睡眠中に消化器官を休めことができます。
日中摂取された食物は、睡眠中に血肉へと転換されるので、その働きを最大限に発揮させることができます。
太陽を食べる
勿論直接食べることはできませんが、野菜や果物であれば、
できるだけ太陽を一杯に浴びた露地栽培のものを選び、
間接的に太陽を食べるよう心掛けるということです。
旬のものを食べるということとも共通すると思います。
最近はLEDライトを使った水耕栽培野菜もでてきていますが、
太陽光で育った野菜と比較し栄養分析では測れない違いがあるようにも感じます。
以上、食養生と太陽の関係でした。次回は食養生と空気についてお話しします
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