空気の働き
食養生の実践の続きについてお話しします。
食養生と言いますと、何をどのように食べるのか、飲食についての方法と考えがちですが、
心身の健康のためには、それよりも大事な要素があります。
前々回は心、前回は太陽について紹介しましたが、今回は空気についてです。
空気中には酸素があり、私たちは呼吸により酸素を取り入れ代謝することにより生命を保っています。
空気には酸素を提供する以外にどんな働きがあるのでしょうか。
東洋医学の「気」も原材料は空気であり、
成長、代謝、風邪の予防などの生命維持や活力の源として重要視されています。
また、空気の78%を占める窒素については、
一般的には呼吸により一旦肺に入っても体に取り入れられないと理解されています。
しかしながら、窒素はアミノ酸や蛋白質の形成に不可欠な物質であり、
微量ながら体内に取り入れられ、体の形成に役立っているとの学説もあるとのこと。
何年も断食したり、青汁しか飲まなかったりしても健康な生活を送っている人々は、
呼吸から取り入れる窒素により、身体の働きを維持しているのかもしれません。
また自律神経を整える働きもあります。
心臓の鼓動、体温調節など一般的には自分ではコントロールできない自律神経の働きの中で、
呼吸だけが意識的にコントロールできます。
呼吸は意識と無意識とをつなげる行為であり、
意識的に行うことで自律神経の調整が可能になります。
例えば感情の高ぶりなどにより心臓の鼓動が早くなった場合には、
意識的にゆっくりと深呼吸することにより、鼓動をゆっくりとさせたり、
感情を平静な状態にさせることができます。
呼吸の重要性
このように身体活動を維持するためにも、
神経をコントロールするためにも呼吸は重要です。
意識的な呼吸法としては、腹式呼吸はじめ様々な呼吸法があります。
私自身は、口から空気を取り入れる中村天風先生が創建した心身統一法の
活力(プラヤマナ)吸収法、呼吸操練、中国気功の六字訣を毎朝しています。
まずは、できれば毎朝一度は太陽に顔を向けながら深呼吸をする、
腹式呼吸を一日一度は意識的におこなう、
部屋の中にいる場合には可能な限り喚起をして新鮮な空気を吸うことが
健康の重要な要素となります。
次回は「水」についてです。
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