私が学んだ食養生について9回に分けてお話しています
今回はどのように食べるかについてです。
「よく噛んで食べる」ことは、子供の時から言われ、誰でも知っていることです。
反面、忙しいからとあまり噛まないで食べてしまっていることもよくあると思います。
噛むということは、身体にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
消化と吸収
食養生では、消化、吸収をタオルにのせた氷に例えて説明しています。
氷が食べ物、タオルが栄養を吸収する小腸です。
この氷を細かく砕き、ドライヤーで温めて氷を溶かすのが消化、溶けた氷、
すなわち水がタオルにしみ込むのが吸収にあたります。
食べ物を口の中で細かく砕き、炭水化物を唾液で糖に変え、省庁の膵液や小腸液で、
小腸の表面細胞の細胞膜を通り抜け吸収できるようにしているのです。
口の中の歯で砕く物理的な消化と
唾液や膵液等の消化液で食物をより小さな物質単位とする科学的消化があります。
消化酵素は食べ物の表面にしか作用しませんので、
よく噛んで細かくすればするほど消化効率が上昇し胃腸での滞留時間が短くなり、負担が軽くなります。
また胃腸で必要とされる消化酵素は食べ物の量や状態により左右されます。
消化酵素は、体内エネルギーで作り出します。
よく噛むことにより消化の負担が少なければ。その分余力が生まれ、他の細胞を作り出し、
身体を若々しい状態に保つことにつながります。
噛むことはダイエットや脳活にもつながる
さらに噛むことに時間をかけると満腹中枢が刺激されて、
食事の量を無理なく減らすことに役立ちます。
そして噛むという一定のリス無で行われる反復運動により、
脳の血行が良くなり、刺激を与え、思考力、判断力、注意力、記憶力など高まり、
幸せホルモンであるセレトニンの分泌を増進します。
100回噛むためには
食事の際に一口200回噛むことができたら最高です。
そのためには、まず100回から。
まずは一口だけ口に入れ、普段何回噛んでいるのかを数えてみます。
次に二口目には100回噛んで、完全に形が無くなってからの見込みます。その際には箸はおいておきます。
一膳すべて100回かんで食べます。
できれば、テレビを見ながらではなく、食べること集中して。これはマインドフルネスにも繋がります。
他の人と一緒に食べる場合には、おしゃべりをしながら食べた方が楽しいですし、
一人だけゆっくり食べるわけにもいかないでしょうから、
一人で食べる場合には実践していきましょう。
次回は「塩」についてです。
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