良い人間関係とは? めんどくさい? それとも寂しい?①

踏み込まず踏み込ませなかった学生時代

 人間関係についてあなたはどう思いますか?

 私たちは生まれたときから人に囲まれています。一人では生きていけないし、良い人間関係が幸福の重要な要素であることには異論はないでしょう。

 ただ、人生や生活における人間関係の重要度や「良い人間関係」の「良い」の意味は、人それぞれ色々な捉え方があるでしょう。

 私自身も良い人間関係が重要であると考えています。偶然の出会いで始まる関係もあるし、意識的に作る関係もある。いずれにしてもそこから自分自身で良い人間関係を築いていくことが大事だと思います。

 ただ、何をもって良い人間関係とするのかについては、私は未だ明確な答えを持っていません。

 

話していて楽しい。

ほっとする。

自分にない視点を持っていたり、興味があることについての情報を持っていたりして、互いに刺激的で啓発し合える…だから楽しい。

等身大で自然に付き合えてストレスを感じない。

 これのことが「良い」の要素だとは思いますが、具体的に良い人間関係を築くにはどうすればよいのでしょうか。

 

 私自身は、どちらかと言うと心の内側や自分に目が向き、全く一人では寂しいものの、人間関係をめんどくさいものだと考えていました。

小さいときからまわりの同世代の子供たちと遊ぶ機会は多くありました。小学校以降はクラスメートとも問題なくやっていました。どちらかと言うとクラスのリーダー的存在でもあり、いじめにあうこともありませんでした。

 ただし、クラス替えごとに新しい友人と付き合い、クラスを越えてずっと付き合う親しい友人はいませんでした。また、周りからの好意や支援に対し鈍感でもありました。

 小学校4年生のときのことです。走るのは得意でしたが、球技はもともとの左利きを右利きに矯正されたせいか苦手でした。利き手の左手でもドッジボールをうまく投げられず、自分に向けられたボールを進んで受けることもできませんでした。

そのときに運動の得意なクラスメートM君が、私とはそんなに親しくなかったのに、休み時間や放課後のドッジボールによるキャッチボールの練習に付き合ってくれました。多分毎日30分で1か月くらい。

その後参加したドッジボールの試合で、進んで強いボールを受けた瞬間に周りから「おー」と声が上がりました。また相手チームにスピードボールを投げ込むこともできました。試合後は「遅れてきた新人」と言われ、「努力すれば報われる」を実感し、充実感と達成感を覚えたことを今でもはっきりと覚えています。

しかし、M君にお礼を言った記憶はないのです。その後M君ととくに親しく付き合うこともありませんでした。

 自分の希望を周りの人がかなえてくれたり、手を差し伸べてくれたり、協力してくれても当然だと思っていました。ドラマ『半沢直樹』の名台詞「施してくれたら施し返す。恩返しです」の精神が全くなかったのです。

人に親切にするとか、困っている人を助けるとか、応援するとか、相手の立場に立って考えるというようなことも、道徳としては理解しているものの、心の中からそうしようという気持ちが湧き上がってくることはありませんでした。

そうなると心のブレーキになるようなトラウマがあったかとも思えるのですが、両親との関係などにその心当たりはありません。一通りのコミュニケーションは取れても、心の中に壁を作り、一定限度以上は踏み込まず踏み込ませない傾向がありました。

 大学時代には、語学の授業のクラスメートのグループに入りましたが、文系のサークルでは、できれば飲み会には参加したくない、参加しても一次会で帰る感じでした。

 

普通の人付き合いはできても、深い付き合いはせず、また長続きする人間関係は作らずに、それをとくに問題とは考えない、そんな生活を送ってきました。

今から考えるともう少し思いやりと感謝の気持ちをもって人に接すれば、もっと楽しい生活が送れたのではと思います。

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